国民年金保険料を自分で支払っている方は、毎年11月頃に「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」が送付されています。確定申告に使用する書類のため大切に保管していると思いますが、中には「紛失してしまった・・・どうしよう・・・」となっている方もいます。特に、確定申告の期限ギリギリに控除証明書を紛失していることに気づき、「今日中に欲しい!」となっている人も少なくはありません。
そんな方のために、国民年金保険料の控除証明書を再発行してもらえる方法について説明します。また即日発行する方法や、よりスムーズに再発行してもらえる方法などについても説明します。
国民年金保険料の控除証明書を再発行する3つの方法とは?
国民年金保険料の控除証明書の再発行する方法を3つ説明します。
ねんきんネットで再発行を申請する
日本年金機構が提供する「ねんきんネット」というサービスを使用すれば、インターネットで国民年金保険料の控除証明書を再発行することができます。基礎年金番号、氏名や生年月日などユーザー登録するのが少し手間ですが、今後の年金関係のサポートを受けれると考えると、登録しておいた方がいいかもしれません。
「ねんきんネット」のユーザー登録はこちらからできます。
年金事務所に電話で再発行を申請する
年金事務所に訪れるのではなく、年金事務所に電話すれば国民年金保険料の控除証明書を再発行できます。この場合は、1~2日程度で送付されてくるので、比較的速やかに入手することができます。電話口では、マイナンバーまたは基礎年金番号を聞かれると思うので、あらかじめ準備しておいた方が良いでしょう。
電話番号は全国の相談・手続き窓口から、最寄りの年金事務所を調べて、電話して下さい。
ねんきん加入者ダイヤルに電話で再発行を申請する
年金事務所と同様に、ねんきん加入者ダイヤルに電話することで国民年金保険料控除証明書の再発行を申請できます。
電話番号はこちらです。電話すると自動音声につながるので、赤い丸で示したように「2」→「2」を押しましょう。もしくは水色の丸で示したように「6」を押して、年金事務所の人に適切な人につないでもらえるようにするのも一つの手です。
ただし、ねんきん加入者ダイヤルで申請した場合、即日ではなく、1週間程度かかる場合があるので、時間に猶予がある方だけが対象となります。年金事務所と同様に、電話口でマイナンバーまたは基礎年金番号を聞かれると思うので、あらかじめ準備しておきましょう。
また毎年、年度末にはねんきん加入者ダイヤルが非常に混む時間帯があります。2月の場合だと、月曜日や午前中の時間は混みます。3月の場合だと、月曜日や午前中および午後一ぐらいの時間が混みます。そのためねんきん加入者ダイヤルに電話するときは、時間には注意しましょう。
国民年金保険料の控除証明書を即日かつ最速で再発行する方法は?
国民年金保険料の控除証明書を即日で再発行するためには、直接年金事務所に足を運ぶしかありません。即日で再発行してもらいたい人は、最寄りの年金事務所を調べて、再発行の手続きに行きましょう。
さらに最短で再発行してもらうためには、混んでいない時間を選ぶことが大事です。控除証明書を紛失して再発行してもらいたい人というのはたくさんいます。また年度末なので年金事務所も繁忙期となっており、すぐに対応してもらうのが難しいです。そのため、なるべく混んでいない時間、例えば業務開始直後などを避けた方がいいでしょう。
例えば、12時ぐらいに年金事務所を訪れておき、昼休み直後に自分の順番が回ってくるようにするなどすると、よりスムーズに受け取ることができるでしょう。
もし可能ならば、これから訪れる年金事務所にあらかじめ電話しておき、準備をしてもらえるように交渉すれば、最速で受け取れるでしょう。ただ年金事務所によるので、確実ではないと思ってください。
再発行するために必要なもの
国民年金保険料の控除証明書を即日で再発行してもらうために持って行くものは、「本人確認書類」のみで大丈夫です。例えば、次のようなものです。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証+本人名義の銀行預金通帳
- 個人番号カード
これに加えて、年金手帳のような基礎年金番号がわかるような書類を持参しておけば、さらに手続きの時間が短くすることができます。
最後に
国民年金保険料の控除証明書を再発行してもらう方法について説明しました。また即日かつ最速で再発行するためのポイントも説明したので、参考にしてください。
一番大切なのは、国民年金保険料の控除証明書は重要な書類なので、紛失しないように大切に保管することです。もし紛失してしまい、見つからないのであれば、再発行の手続きをすればいいですが、翌年以降はなくさないようにしてくださいね。