雑学・豆知識

固定電話が停電でも使えるのはなぜ?【電話線から給電しているから】

 

こんな方におすすめ

  • 固定電話が停電時でも使える理由を知りたい人
  • 停電時でも使える固定電話の具体例を知りたい人

 

停電時にでも固定電話を使えるのは、電話線から給電するタイプの電話があるからです。(記事内で詳しく説明しますね。)

例えば昔ながらの黒電話とかそうですね。

というか黒電話って知ってますか?最近の若い人とかは、黒電話すら知らない人もいるんじゃないでしょうか。

まあ、知らなくても生活に支障はありませんが、災害時などに知っておくと役に立つかもしれないので、一読してくれるとありがたいです。

 

固定電話が停電でも使えるのはなぜ?【電話線から給電しているから】

黒電話は停電でも使えるのはなぜ?電源不要で災害時も使えるか?

固定電話が停電でも使える理由は、ズバリ、外部電源が不要だからです。電気がいらないのではなく、外部電源が不要というところに注意ですね。

総務省が発表している「停電の際の固定電話サービスの利用について」では、利用できる可能性がある電話として次の2種類が挙げられています。

  • 公衆電話
  • アナログ電話(商用電源を使用しない電話機でご利用の場合)

商用電源というのは、超ざっくりいうと、売られている電気のことです。要は、電話をコンセントに接続して使っていると、商用電源を使用している電話機ということです。

この逆、つまり、コンセントに接続しなくても使える電話であれば、停電時に使える可能性があるということを言っています。例えば、昔ながらの黒電話は黒電話であれば、コンセントに繋げなくても使えますね。

黒電話では、電話をかける場合も受ける場合も、コンセントから電気をもらって電話をしているわけではなく、電話線から電気をもらっています。そのためご自宅を含む周囲が停電になった場合でも、電話線に電気が通っていれば通話することができます。

電話をかける際も、ダイヤルするだけで電話線にON/OFFで電話番号を通知できますし、電話を受けるときは、向こうからの信号で動作するだけですので、電話線だけの電源で通話できます。

黒電話で電話をかける仕組みについては関連記事に記載しているのでそちらを参照ください。

しかし、必ずしも黒電話のような固定電話でも停電時に使用できるわけではありません。

ひかり回線に固定電話を接続している場合は?

ひかり回線ルーターを使って固定電話を接続している場合は、ひかり回線ルーターに給電されないため、停電時には使用することができません。そのため、固定電話が停電時に使用できるのは、電話線と固定電話が直接つながっている場合に限ります。

 

黒電話以外の固定電話で停電時に使えるものはこれ

電話線からの給電で使える固定電話は黒電話以外にも販売されています。アンティークの一種として固定電話に黒電話を使うのもありかもしれませんが、他の選択肢も知っておきましょう。

最近のプッシュ型の固定電話であっても、最低限の通話機能は使えるものがあります。例えば次のような3つのものは、停電時にでも親機なら通話することができます。

パナソニックPanasonic電話機のみデジタル電話機VE-GD27-W親機のみ子機無し迷惑電話対策機能搭載 メモ帳付き

Bisofice TCF-2000 電話機 親機のみ リダイヤル機能 電源不要 シンプルかつ実用 壁掛け対応電話機

Bewinner ホワイト オフィス用固定電話機 - 一時停止機能 フラッシュ機能 音量調節可能 - 電話線電源供給 追加電源不要

ただし、最低限の通話機能だけなので、例えば留守番電話機能などの付属機能は使用できないと思ってください。またひかり回線ルーターに接続している場合も同様に、コンセントからの給電がないと使用できないので、注意が必要です。

 

東日本大震災で停電時でも使える固定電話の需要が高まった

2011年3月11日に発生した東日本大震災を機に、停電でも使える固定電話の需要が高まったという経緯があります。そのため最近の電話にも、電源不要で通話だけでもできるような機能が搭載されてきたのだろうと思います。

 

最後に

固定電話が停電でも使える理由について説明しました。最近の固定電話でも最低限の通話ができるものもあるので、黒電話を使わなくても、よくなっています。ただ停電時にも使える固定電話があるというのを知っておくだけで、いざという時の対応が変わるので、頭に入れておきましょう。

-雑学・豆知識

error: Content is protected !!