サッカーを行う子供がいる親御さんは、子供の自主練に付き合うこともあるかと思います。
そんなとき、「どうやって教えればいいんだろう」「練習方法がわからない」そう考える方も多いのではないでしょうか。
そこで、サッカー親子で行う自主練方法5選をご紹介していきます。
また、親が子供に対して自主練中に行ってはいけない行動についても解説していきますね。
目次
サッカーを親子で行うときの自主練方法5選
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チーム練習でできなかったこと、試合で怒られたことを改善するために、自主練の時間はとても大切です。
そんな時子供に付き合ってあげたいが、何をしてあげればよいかわからない方もいるでしょう。
「相手をドリブルで交わすためにはどんな練習をすれば良いのか」
「シュートを決めるためにはどんなことを意識させれば良いのか」
そのプレーによって自主練で行うべき練習方法も異なります。
そこで、今回ご紹介する自主練方法を行えば、子供がサッカーの技術をレベルアップすることサポートができるでしょう。
それでは詳しく解説していきます。
自主練方法①親子で行うパス練習
まずご紹介する自主練方法は、パス技術の向上に繋がるメニューです。
「パスが狙ったところに蹴れない」
「試合中いつもパスカットされてしまう」
こんな悩みを抱えてる子供は、まず動きながらパスを行うよりも、止まった状態でパスを出す相手にパスを正確に届けられるように練習する必要があります。
簡単なので、サッカー初心者の親御さんでも気軽に行えるメニューです。
それでは、自主練方法を解説していきます。
止まった状態で行う対面パス
こちらの動画では、1番シンプルな止まって行う対面パスのやり方が見られます。
対面パスのポイントは、「お互いの真ん中にマーカーを1〜2m間隔あけて2つ置く」ことです。
対面パスは地味な練習ですし、適当に行ってしまいがちですが、真ん中にマーカーを2つ置くだけで、練習効果が格段に上がります。
「パスを出すときマーカーの間を必ず通すこと」まずはこれだけを意識させてください。
コツとしては、
- 軸足をパスを出す人に向ける。
- 足の振りをまっすぐにする。
この2つを行うことでパスはまっすぐ通ります。
動きながら行う対面パス
こちらの動画では、次のステップとして動きながら行う対面パスのやり方が見られます。
止まって行う対面パスがミスなくできるようになったら、次のステップとして動きながら行う対面パスを行いましょう。
動きながら行いますが、基本的には止まった状態の対面パスとポイントやコツは変わりません。
しかし、1つ追加して欲しいポイントとして、「トラップをつぎのパスが出しやすい位置にコントロールする」ことが挙げられます。
動きながら行う対面パスは、つぎのパスを出すために移動しなければいけません。
そのときのトラップのコツとして、
- 足だけでなく、体全体をボールと一緒に動かす。
この意識を持たせるだけで、トラップからパスまでの動作がうまく行えます。
自主練方法②親子で行うシュート練習
つぎにご紹介する自主練方法は、シュート技術の向上に繋がるメニューです。
「試合中シュートが決められない」
「ゴールの枠内にシュートが飛ばない」
こんな悩みを抱えている子供は、まずゴールの中にボールを蹴る感覚を覚えさせると良いでしょう。
最初からゴールの隅を狙えと言ってもできません。
それでは、自主練方法を解説していきます。
パスがきたボールをトラップしてシュート
こちらの動画では、パスがきたボールをトラップしてシュートを打つやり方が見られます。
ポイントは、「親がパスを出したら少しプレッシャーをかける」ことです。
試合中シュートを決められない子供の特徴として、相手のプレッシャーに怯えてしまう子が多いですね。
そのためには、プレッシャーに慣れる必要があります。
最初は軽くで良いので、パスを出した後プレッシャーをかけるようにしてください。
また、子供には「ゴールの枠へボールを飛ばすこと」をまずは意識させましょう。
どんなに良いシュートが打てても、1本もゴールの枠に飛ばないのなら意味がありません。
弱いシュートでもいいので、ゴールの枠にボールを飛ばず感覚を身につけさせましょう。
自主練方法③親子で行う1対1の練習
つぎにご紹介する自主練方法は、1対1の能力向上に繋がるメニューです。
「1対1で相手を抜けない。」
「相手の交わし方がわからない。」
こんな悩みを抱える子供は、まず自分がドリブルをしているときにどこを見ているのかを把握する必要があるでしょう。
ボールばかり見ている子は、相手の動きがわからないため、1対1で相手を交わせないことが多いです。
それでは、自主練方法を解説していきます。
ゴールを2つ作って1対1
こちらの動画では、ゴールを2つ作って行う1対1のやり方が見られます。
1対1で相手を交わすポイントは、「ボールばかりではなく、相手を見ること」です。
相手を交わすためには、相手がどっちに動いて何をしようとするのか把握しなければいけません。
さらに、ゴールを2つ設置することで子供自身でどちらのゴールへ進むべきかを選択できます。
コツとしては、
- 相手の動きに合わせてどちらのゴールに進むのかを選択させる。
こちらが大事です。
子供自身にプレーを選択させることで、サッカーで大事な正しいプレーを判断する能力向上にも繋がります。
自主練方法④親子で行うボールキープ練習
つぎにご紹介する自主練方法は、ボールキープの向上に繋がるメニューです。
「ボールを奪われてしまう。」
「キープの仕方がわからない。」
こんな悩みを抱える子供は、自分の体を上手に扱えていない子が多いです。
キープ力を高めるためには、ボールだけでなく自分の体を扱うことも大切になります。
それでは、自主練方法を解説していきます。
腕とボールの位置を意識したボールキープ
こちらの動画では、腕とボールの位置を意識したボールキープのやり方が見られます。
こちらのポイントは、「腕でブロックすること」「ボールを相手から遠い位置で扱うこと」です。
まずは子供に腕を使って相手をブロックしていいということを伝えてください。
そのあとにボールを扱うときは相手から遠い位置で扱うことが大事だと伝えましょう。
ボールキープの基本は、
- 相手からボールを遠ざけること。
こちらが大事です。
相手からボールを遠ざけるために、腕でブロックして、ボールを遠くで扱うとボールキープができるようになります。
自主練方法⑤親子でできるリフティング練習
つぎにご紹介する自主練方法は、リフティング能力の向上に繋がるメニューです。
「ボールを思ったところに蹴れない、コントロールできない」
こんな悩み抱えている子供は、まずはリフティングをして自分が蹴りたい位置に蹴り、コントロールしたい位置でコントロールできるうに練習すると良いです。
さらにそれを親子で実践することで、より楽しさが増しますし、コミュニケーションにも繋がります。
それでは、自主練方法を解説していきます。
しりとりリフティング
こちらの動画では、しりとりリフティングのやり方が見られます。
ルールとして、しりとりで失敗したら負け、もしくはワンバウンド以上させたら負けということにしましょう。
その中でポイントとしては、
「ボールを蹴りながらも考えさせること」
「なるべくその場から動かないでコントロールできるようにすること。」
これらが挙げられます。
このメニューは親子で楽しみながら行え、さらに考えながらプレーする能力も向上するでしょう。
また、なるべくその場から動かないで行わせることで、ボールコントロール能力も身につきます。
親自身も自主練を楽しむこと
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ここまでサッカーを親子で行う自主練方法をご紹介してきましたが、子供にとってより良い時間にするためには、親自身も自主練を楽しむことが大切です。
親が適当にやっていては子供も適当にプレーしてしまいますし、親がつまらなそうにやっていると子供にも伝わります。
さらに、子供との自主練中に親がやってはいけない行動があります。
そこで、子供との自主練中に親がやってはいけない行動をまとめました。
詳しく解説していきますね。
やってはいけない行動①自主練でコーチになってはいけない
よくやってしまいがちなことが、自主練で親がコーチになってしまうことです。
まず伝えておきたいことが、コーチの役目は普段のチーム練習の中で、そのチームのコーチが行っています。
親子で行う自主練のときに、親がコーチになってしまえば普段の環境と変わりません。
あくまで親と子の関係で接することで、普段気づかなかった自分の欠点、もしくは自分の長所が見つかることもあります。
親子で自主練を行うときはどんなメニューでも、「自由に楽しく」を意識して行いましょう。
やってはいけない行動②プレーを強制してはいけない
コーチになってはいけないにも繋がるのですが、自主練で子供に「こうしろ!」などとプレーを強制させてはいけません。
強制してしまうと子供は萎縮してしまい、内容の濃い練習を行うことができなくなります。
そうならないためにも、上記の親子で行う練習方法でご紹介した「しりとりリフティング」のように、楽しみながらも技術が高まるメニューを積極的に行ってください。
プレーを強制するのではなく、プレーに自由を与えるようなイメージで行うと良いでしょう。
まとめ
今回は、サッカーを親子で行うときの自主練方法5選をご紹介についてや、自主練で親がやってはいけない行動をご紹介しました。
自主練は子供にとってとても大切な時間です。
普段の練習では得られなかった技術、気づけなかった欠点に気付ける時間でもあります。
そんな時間だからこそ、親子で思いっきり楽しみながら技術を高めていくことが大切です。
今回ご紹介した自主練方法をぜひ参考にしてみてください。