「サッカーセンス」とは、一体どんな子を表す言葉なのでしょうか。
「ドリブルで何人も相手を交わせる子」
「誰も見えていないパスコースへパスを通せる子」
「一瞬の閃きがすごい子」
おそらく、人それぞれその子に感じるセンスは違うのではないでしょうか。
そこで、サッカーセンスが抜群だと感じる5つの瞬間をご紹介していきます。
また、サッカーセンスを高めるために努力し続けることが大事だということについても解説していきますね。
サッカーセンスが抜群だと感じる5つの瞬間
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サッカーをしている子供を見て、
「ドリブルが上手いね!」
「スピードがある」
「シュートセンスがある!」
このように、1人の子供に対して感じるサッカーのセンスは、人によってさまざまです。
それでは、サッカーセンスが抜群だと感じる5つの瞬間を詳しく解説していきますね。
センス①複数のセンスがプレーで表現
サッカーをやっている子供は、必ずなにかしらのセンスを持っています。
「ドリブルで相手を交わすのが上手い」
「狭いコースにパスを通せる」
「シュートをたくさん決められる」
このように、センスを感じるプレーが多い中で、1度のプレーに複数のセンスが表現されたときにセンスを感じる方が多いです。
例えば、
「ドリブルで2、3人相手を交わした後に、通すことが難しい狭いコースへスルーパスを出したとき」
「後ろからきた難しいパスを簡単にトラップし、シュートを決めたとき」
このように、「ドリブル+パス」「トラップ+シュート」みたいにセンスを感じるプレーが合わさったときは、見ている人も思わず「おっ!すごいプレーだ。」と感じますね。
センス②飲み込みが早い
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サッカーに限らず、教えたことをすぐできてしまったり、難しいことも簡単にやってしまったりする子にセンスを感じますね。
「サッカーを始めたばかりなのに、周りの子供よりも飲み込みが早く、成長スピードが早い」
このような子供は、チームに必ず1人はいるのではないでしょうか。
こうした子供は、サッカーの本質を理解する能力に長けていると感じます。
例えば、ゴールの真ん中にGKを置いたシュート練習を行ったとしましょう。
このときに、何も伝えてないのにGKに取られないようにゴールのサイドへシュートを打てる子供は、ゴールを決めるための本質を理解している子ですね。
このように、サッカーセンスが抜群の子供は、考えるよりも体で理解している子が多いです。
センス③予測できないプレー
誰も考えていない、予測していないプレーをしたときにセンスを感じる方もいるでしょう。
例えば、体は右側に向いているのに、一瞬の閃きで左側へパスを出したとしましょう。
見ている側からすれば、「えっ?そっちにパスを出すのか!」と思いますよね。
このように、一瞬の閃きによる予測できないプレーにもセンスを感じます。
センス④キック力がある
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小学生年代ではとくに、体の成長によってキック力にも差が出ます。
小学生で遠くにボールを蹴れる子供は、周りの子とは違うように感じ、センスを感じる方も多いです。
例えば、右サイドから左サイドへボールを蹴れる子供は、キック力のセンスがありますね。
たしかにキック力があり、正確にボールを蹴れれば、それは子供にとってもチームにとっても武器になります。
しかし、小学生でキック力があったとしても、中学高校になれば周りも普通に遠くへ蹴れる選手ばかりです。
キック力のセンスを活かすためには、自分の蹴りたい位置へ正確に蹴れるキック精度を高めることが重要ですね。
例えば、ゴールポスト目掛けてボールを蹴り、10本中7本以上当たれば、精度が高いでしょう。
センス⑤自主練でのプレー
サッカーのセンスや試合だけでなく、自主練にも表れます。
サッカー選手の中村俊輔選手は、「サッカーのセンスは自主練を見ればわかる」と過去のインタビューで答えていました。
中村俊輔選手は、元日本代表の田中マルクス闘莉王選手を例にし、以下のように発言しています。
「例えばトゥーは、相手FWと空中で競り合う時、相手がヘディングする気がないと感じたら、空中でヘディングの体勢から急に胸トラップに切り替える」
引用元:livedoor NEWS
中村俊輔選手は、田中マルクス闘莉王選手のように、機転を利かせたプレーにセンスを感じるそうです。
これを自主練に例えるならば、
「先にトゥーのプレーを例に挙げたけど、空中戦の自主練で、相手選手がいることを想定して取り組んでいるかどうか。何気ない数メートルのパスも同じ。逆サイドの奥まで意識して、そのショートパスを出しているかどうか。様々な状況を踏まえて、自主練のなかでどこまでイメージを膨らませているか」
引用元:livedoor NEWS
ということになります。
このように、1つの自主練であっても「試合を意識して、どんなプレーをイメージしているのか」を考えられる選手こそ、本当のサッカーセンスの持ち主だということでしょう。
これらは、子供の自主練中のプレーにも同じことがいえますね。
サッカーセンスを高めるためには努力し続けることが大事
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これまで、サッカーセンスが抜群だと感じる5つの瞬間をご紹介してきました。
しかし、いくらサッカーセンスが抜群だったとしても、努力しなければそのセンスは無駄になります。
そして、プロになれる選手となれない選手の差は、努力を続けたか諦めたかの差でもあるでしょう。
サッカーセンスがない子供は、「どうせ努力してもセンスあるあの子には勝てない」と考えてしまい、努力を諦める子が多いです。
しかし、プロになっている選手はセンスに関係なく、小さい頃から努力を続けています。
どんなことがあろうと、最後まで諦めずに努力し続けられる選手が、一流のサッカー選手になれるのです。
そこで、サッカーセンスを高めるために、どんな努力をすれば良いのかを解説していきましょう。
試合を想定した自主練を行う
先程中村俊輔選手のお話をご紹介しましたが、自主練はサッカーセンスを高めるために重要な時間です。
小学生ではとくに、指導者に見られていないとダラダラ練習してしまう子が多いですね。
しかし、それでは自主練の意味がありません。
ドリブル練習をするのであれば、「こっちに交わしたら相手がこうくるから、その逆のこっちへ交わす」など、相手を想定してドリブル練習することが大切です。
サッカー以外のスポーツも行う
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サッカーでは、自分の体を自在に扱う能力も大切です。
ダッシュやサイドステップ、ターンやバックステップなど、さまざまな動きが求められます。
そうした能力を高めるために、サッカー以外のスポーツを行うことも1つの方法です。
とくに小学生年代は成長スピードが早いため、この時期に多くのスポーツを行うことで、サッカーに活かされる体の動きやステップなどが習得しやすくなります。
正しい練習方法を指導してもらう環境を整える
どれだけ才能があったとしても、正しい練習をしないと宝の持ち腐れです。
間違ったシュート練習を続けても、間違ったシュートを打つのが上手くなるだけです。
では、部活の先生や地元の経歴のよくわからないコーチが正しい練習を指導できる人なのかというと、自信を持って、この人なら大丈夫!とはなかなか言えないのではないでしょうか。
可能ならば、正しい練習方法を指導できる、指導実績が十分で、第三者からの支持も厚い指導者からの指導を受けるべきです。
まとめ
サッカーセンスが抜群だと感じる5つの瞬間や、努力し続けることが大事ということについてまとめました。
サッカーのセンスを感じるのは、人によってさまざまです。
大事なことは、自分の才能を活かすために最後まで努力し続けることでしょう。
サッカーをプレーするお子さん、そして子供を見守る親御さんも参考にしてみてください。