着物警察と言う言葉を知っていますか?
警察といっても国家権力を持った公務員のことではありません。
着物警察とは着物の着付けについて注意してくる人のことです。
注意してくるといっても、突然街で声をかけて赤の他人にいきなり注意をしてくる迷惑な人のことです。
この記事ではそんな着物警察に出会ったときの対処法について紹介します。
是非、役立ててください。
着物警察とは着物の着付けについて注意してくる人
着物警察についてもう少し説明しておきます。
着物警察とは着物の着付けについて突然注意してくる迷惑な人である事は先に述べました。
その他にも、夏場に浴衣を着ていると浴衣の着付けについて注意してくる人を浴衣警察と言ったり、勝手に着付けを直して来たりしてくる「お直しばばあ」などとも言ったりします。
着物警察は何を考えているのか
着物警察と言うのは、善意と怒りによって注意するなどといった行動に出ています。
善意というのは「着物の正しい着方や作法等を若い人に伝えてあげたい」というものです。
また怒りは、日本文化に誇りを持っていて、間違った(と本人は思っている)日本文化を正したいと考えています。
この考えは両方ともベクトルが着物警察の方に向いています。
着物の正しい知識を教えたいと思うなら、着物教室でやればいい話です。
街行く人に突然声をかけてやるようなことではありません。
また怒りについては、自分が着物の知識を目の前にいる人よりも持っている、というプライドからマウントを取りたくて注意しているのでしょう。
着物警察ではないけど、着物が好きな人は「気持ちは分かってほしい」といいますが、イヤミな言い方をされた発言にをなぜこちらが飲み込まなければならないのでしょうね。
どれだけ着物に愛着があろうと、他人の領分を犯す権利はありません。
本当に着物が大切で日本文化を大切にしたいなら、まずは人間性、品格を磨くべきでしょう。
着物警察への言い返しなど撃退法を3つ紹介!
不幸にも着物警察と出会ってしまった場合の撃退方法について紹介します。
着物警察の撃退方法1:言い返す
着物の着こなしについてとやかく言ってきた場合は、「で、だから何なの?」と言い返しましょう。
確実に喧嘩にはなりますが、抱え込むよりマシと思うのなら言い返すのも1つの方法です。
この時に着物の知識を問うような争うになると負けてしまうので、着物警察のスタンスについて責めましょう。
具体的には、次のような言い方ですね。
- あなたに言われる筋合いはありませんよ。
- そんな言い方しかできないような品のない人に着物を語って欲しくない!
- その歳になって、モノには言い方というのがあるのをご存じないのですか?
- 目の前にあなたの気に入らない着方をしている人がいたからといって、そのような言い方で人が動くとでも思っているのですか?
ポイントは人間性や品位などについて問うようにしましょう。
ただし、確実にその場で言い争いになり周囲に迷惑がかかるので、最終手段ぐらいに思っておいてください。
着物警察の撃退方法2:無視する
着物警察なんて無視してしまえばいいのです。
あーだこーだいわれても、無視していると相手のほうから勝手に去っていきます。
とは言え、嫌なことを言われると、気持ちがざわつきますよね。
そんな時は出会ってしまったことを不幸だと開き直り、無視するように努めましょう。
着物警察の撃退方法3:全力で逃げる
着物警察からは走って逃げましょう。
厳密には撃退法ではありませんが、まともに相手をしてはいけません。
うざいですし、怖いですし、関わっても何一ついいことがありません。
逃げるが勝ちと言う言葉があるように、厄介な人からは脱兎のごとく逃げ去りましょう。
着物警察の被害者のTwitterまとめ
着物警察にの被害にあった方のTwitterをまとめました。
たくさんの人が被害に遭われているようですね。
本当にそのとおりなんですが、着物を売ってる側やら着物警察やらが高級で着づらいものにしてしまっている気がします‥。普段着のはずの綿やウールの着物を着ているとバカにされるし、夏の浴衣のようにハンガーにかけて売ってくれればいいのに店員と話さないと買えないような店ばっかり‥(中古は除く)
— カコ(ldhaccount) (@l_d_h_extatm) January 26, 2020
こげは着物警察に3人がかりで脱がされるんじゃないかという恐怖体験をしたことがあるのですが、それを踏まえて去年はゼロ㍉ツーブロでポニテしてペンギンの浴衣を着てみました。お店の人には褒められて、着物警察には会いませんでした。 pic.twitter.com/Xagk4UFTJr
— 🖤こげぱん🖤2/16南3は34 arteVarie🖤 (@_aka_fuji_) January 28, 2020
私もネットで厄介着物警察に絡まれた話五万個持ってますよ✋✋✋✋✋全員燃やしました
— やぶき(右) (@yakuyabu) January 28, 2020
そう…
怖いんだよ…着物警察好きに合わせさせろよこんちくしょう… pic.twitter.com/Ru2Uw9u0kH
— rop (@ropnikuniku) January 28, 2020
着物警察ほんと嫌い!
どうして人の格好にイチャモンつけるの?
それならあんたは、平安・室町時代の着物の着方を今も存続させてんのか💥💥💥
ざけんな、お前らがいるから、だれも着物を着らんくなるのや⚡️#着物警察 pic.twitter.com/JwXHk49Dcv— rubia🤖 (@h_rubiamu) January 22, 2020
着物警察で一番やばかったのは突然「帯が下すぎる」っつて帯グイー上げられたやつですね
— カヨ (@j_clear) January 28, 2020
個室トイレから出て洗ってない手で、いきなり帯触らないでください、着物警察さん。
#マツコの知らない世界— Ambergris8 (@Ambergris888) January 28, 2020
ずっと前に着物警察に怒られたことあるけど「そういう古い考えが若者の着物離れを助長させてるんじゃないんですか?コーディネートは人の自由ですよね、そこに口出ししないでください」って言ったら恥を知れ!って言われてどっか行きんしゃった
— アルコール (@nemui_sakekure) January 28, 2020
最後に:着物警察を恐れないでと簡単に言わないで
着物警察とは家きもの警察の撃退方法についてまとめました。
夏には浴衣冬には着物成人式には振袖など、着物着るシチュエーションと言うのはそれなりにあります。
着物警察を恐れずに着物を楽しんでほしいと着物コーディネーターの池田由紀子さんはおっしゃっていました。
でも怖いモノは怖いんですよね。
池田さんは着物の知識を豊富に取り揃えていますし、年齢的にも様々な苦難を乗り越えてきた方なのでしょう。
しかしこれから着物を着ようというのは着物に対して自身があるわけでも、様々な苦難を乗り越えてきたような強いメンタルもありません。
そのため着物警察を恐れないでとは簡単に言わないでほしいですね。
どうせ発信するなら、「着物警察をしないでください」と上級者に言って聞かせてほしいです。